3.2. 科学技術リテラシーの向上のさらなる推進のための本調査・研究の成果と提言

本調査・研究は、「科学技術の智プロジェクト」の活動とその後の継続的な活動の成果や課題、そして、3.11の東日本大震災などを受けて始まった。本調査・研究の目的は、「国民の科学リテラシーの向上に関する調査・研究」(ベンチマークを設定する、推進計画の作成、ロードマップを作成・提案)と、「生活の中のリスクに関わる科学リテラシーの向上についての検討」にあった。そこでは、その基本方針、担当分野等の検討から入り、3年間にわたり29回の議論を重ねた。

そして、その調査・研究においては、「科学技術の智プロジェクト」とその継続活動について議論を始め、その後、その課題としての、コンピテンシー、コミュニケーション、リスク、学校教育を取り上げて議論を重ねた。

さらに、それらの議論を発展させるために外部講師をお呼びして議論を重ねた。外部講師とその標題は次の通りである。

本田英二氏:人型ロボットPALRO(パルロ)

唐木英明氏:食品の安全とリスクコミュニケーション

安井至氏:リスク・コミュニケーションに必要なイノベーション

小泉周氏:脳科学の伝え方・伝わり方

板倉聖宣氏:学ぶに値すること

平川秀幸氏:これからの科学技術コミュニケーションおよびリスクコミュニケーション

黒川清氏:Uncertain Times; Changing Principle

北澤宏一氏:3.11福島第一原発事故 情報隠匿の課題

その後、新たな課題として、科学技術リテラシーの主体を取り上げ、議論をさらに重ねた。また、海外の動向も学んだ。

ここでは、これらの議論を通して得られた科学技術リテラシーの向上のさらなる推進のための本調査・研究の成果と提言をまとめることにする。